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help リーダーに追加 RSS 日本ペンクラブの「クロアチア作家を囲む会」に行ってきました

<<   作成日時 : 2008/04/11 00:01   >>

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4月9日(水)、日本ペンクラブの「クロアチア作家を囲む会」に参加してきました。

クロアチア、旧ユーゴだということは知っていても、国の形がどんな格好をしているのかもよく知らず、まして、今活躍中の作家や詩人にどんな方がいるのかも全然知りませんでした。それだけに、とても有意義な夜になりました!

素晴らしい経験だったのは、クロアチア語での朗読が聞けたこと。

招かれた4人の詩人・作家の方々の作品、最初は全て英訳での朗読でした。

が、日本の詩人たちが、日本語での朗読をした後で、今度は、英訳で読んでくださったのと同じ作品を、クロアチア語で読んでくださったのです。

なんという、懐かしい響き・・・。

初めて聞く言葉なのに、懐かしい、と感じるのは不思議ですが、最初に読まれた、マコヴィッチさんの声を聞きながら、私の頭の中に浮かんできたのは、少し白っぽい、ベージュに近い色をした、乾いた土。
土、土、土・・・。

一度も訪れたことのない、クロアチアという国、見たことのない土の色。

本当の、クロアチアの土の色とはもしかしたら全然違うのかもしれないけれど、何か、「手触り」「香り」のようなものが、マコヴィッチさんの声の振動から、伝わってきたのでした。

そして、続くマノイロヴィッチさんの柔らかい声、シビラ・ペトロヴスキさんの、深い陰影に満ちた声、ロベルト・ペリシッチさんの、どこか投げやりな、物憂い声。

それらの声の、微かで豊かな抑揚から、英訳を読んだ時には、「意味」としては伝わってきても、心に直接は響かなかった何かが、ぽーんと伝わってくるのでした。

そう、それは、まるで、音楽のように、メロディーのように、何かを伝えてくるのでした。

言葉は、確かに「記号」として、「意味」を伝えるものだけれど、でも、「記号」としてでなく、「音」そのものとしても、何かを伝えるのだ、そして、その時伝わる「何か」は、「記号」として伝わる時以上に、私たちの深いところに届くのだ、と感じました。

豊かで、神秘的な時間でした。

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